


カウンターの腰壁には、聖和セラミックスのモザイクタイルをパターン貼りで仕上げました。店内の正面にあり、外からもガラス越しに良く見える箇所であった為、パッと目を引く、派手な色柄を採用しました。無機質にもなってしまいがちな空間を柔らかく和らげる要素を、さりげなく随所に取り入れています。


オープンスタイルの厨房も大きな柱がアクセントとなり、お客様にもほどよい距離感の中でサーブができます。カフェでもよく見かける、表面のゆるいゆがみの手作り感が温もりを感じさせる、平田タイルの「ウェイバー」を一面に貼り、黒目地で引き締めました。ハードな厨房機器とインテリアが上手く調和しています。

床に使用したのは、コンクリートのクールな雰囲気をそのまま残すステイン塗装。素材の質感はそのままに、水性で施工性とメンテナンス性にも優れています。店内の中央には、ポストフォームにスチールの角パイプの脚をつけた造作テーブルを設置し、その上部にも同タイプのものを吊り下げ、ダウンライトを埋め込みました。天井高のある空間でしたが手元の低い位置で照度を得られ、天板の上にもスピーカーを置くなど利用の範囲も広いです。


元々店内に大きな柱が2ヶ所あり、これをいかした板張りの柱からデザインを固めていきました。ニッシンイクスのリアルパネルの突板は、より天然木を表現した無垢感があり、大きな樹の側にいるようなくつろぎ感、存在感を感じさせます。壁に設置した本棚は、お客様の支給です。


入り口の横には、一人でも入りやすいカウンター席。黒のシェードが大人っぽいペンダントが目を引き、お洒落で落ち着いた雰囲気を造ります。またスチールで作成したサインの上にも、LED電球で使えるエジソンランプを選び、フィラメントが放つ温かくちょっとレトロ感がただよう主張のある器具でアクセントとしています。